Book Lounge Tagomago

女性向けブックラウンジTagomago◆甲府市朝気交差点、角にある辻ビルの2Fです。詳細はTwitter@tagomago_kofuかサイトへ。http://tagomago-kofu.fem.jp/

新年のご挨拶〜琴の調べにのせて〜

あけましておめでとうございます!2020年もTagomago甲府店をどうぞよろしくお願いします!

 

 

というブログを書いている途中にまばたきをしたら2月も半ばになっていました。時の流れって怖いですね。勘弁してほしいです。

 

 

なにはともあれ本年もよろしくお願いします!

 

 

今年は「新春恒例開運Tagomagoみくじ」をはじめて実施しました。

はじめてです。新春恒例と銘打っていますがまるっきりはじめてです。初対面です。「アッ……○○さんですか……?アッ……いつもツイッター見てます……ヘヘッ……好きです……とか言っちゃってッ……タハッ……ヘヘヘッ……」ってなるくらいの初対面っぷり。

 

 

「そして新春恒例開運Tagomagoみくじのお時間です」のいや存じませんけど感。

 

あまりにもスロースターターすぎてあまり結果の枚数を作れなかったのですが、できることなら少なめに見積もっても100パターン程度は作りたかったです。皆様の新年が華々しいものとなるよう、「今年こそは宇宙との交信ができるようになります」くらい言いたかったです。

 

今年は宇宙とも交信して、超絶健康的な肉体を手にし、時間の管理能力が爆速で身につき、好きな作家様の作品が全世界で評価され、大好きな作品の続刊に次ぐ続刊が刊行され、各種イベントやライブは大成功、推しはこの世で一番の幸せ者になり、潜影蛇手で優勝することを心より願いますどうぞよろしくお願いします!

たごまご甲府店に持ち込んでいいもの・悪いものの話

Tagomago甲府店です。

当店は「持ち込みOK」という、ややボンヤリした看板を掲げております。
そのため個別に「○○を持っていってもいいですか?」とご確認いただくことがあるので、今回はざっくりまとめてみました!

 

食べ物【◎】

お弁当、おにぎり、パン、ラーメン、サンドイッチ、ハンバーガー、うどん、そば、餃子、クレープ、とんかつ、お好み焼き、ケバブ、なんでも大丈夫です。

ピザをとるのもOKです!

 

飲み物【◎】

ワンドリンクオーダー制のためお一人様一杯ずつご注文いただくことにはなるのですが、飲み物類も持ち込みOKです。

カフェにおける一杯料金ってどうしても割高になりがちでコスパが悪いと感じますよね。めっちゃ分かります。

なので2リットルペットボトルとか、コンビニの500mlもも水とか、自宅から持ってきた水筒とか、スタバとか、おタピとか、なんでも持ち込んでください。

 

パソコン、タブレット【◎】

お仕事から原稿制作まで、がんがん進めてください!

コンセントタップや充電器もご用意しておりますので、ご自由にお使いください。

プロジェクターの貸し出しもできますので、パワーポイントを使った「推しパワポプレゼン合戦」にもご利用いただけます。

(※プロジェクターをつなげるのはHDMI端子接続可能なパソコンに限ります)

 

原稿【◎】

デジタル原稿、アナログ原稿どちらもかまいません。

「ちょっとトーン足りなくなったら買いに行ってくる!」という途中退出も大丈夫です!

 

学校の宿題、課題【◎】

がんがん進めてください!!!まじで!!!

ただし当店は最高な漫画を揃えている店だぜ……?誘惑に打ち勝ち、無事終わらせられるかな……?(暗黒微笑)

 

ミシン、手芸用品【◎】

アクセサリーやコスプレ衣装を作りたいときにもどうぞ!

「場所を広く使いたい」というときは、店内のクッションや観葉植物なども適当にどかしてガンガン使ってください。

 

ゲーム類【◎】

スマホゲームからアナログゲームボドゲ、NintendoSwitchまでなんでも大丈夫です。

他にお客さまがいらっしゃらなければ、大音量で音ゲーに勤しんでもOKです!

天下分け目のスマブラ合戦がしたいときにも、長丁場のTRPGをしたいときにもどうぞ。

 

同人誌類【◎】

「購入した同人誌がどうしても読みたいが自宅では家族の目が気になる」

「あまりにも最高な同人誌を見つけたので友人に是が非でも読んでもらいたい」

「あわよくば沼を覗き込んでいる友人の背中にラグビー日本代表レベルのタックルをかましたい」

などの理由で堂々と同人誌を読める場所をお探しのとき、ぜひご利用ください。

 

ここからは、お持ち込みNGなものについて。

 

法に触れるもの【×】

ごめんなさ~い!法に触れるものはNGです!

大麻をはじめとした麻薬類、爆弾、銃や刀など、検挙対象になりそうなもののお持ち込みはお断りしております。┏〇ペコリ


ということで、今回は持ち込みについて解説させていただきました。

堅苦しいルールはありませんので、「ヒマだからちょっとおばあちゃんちに顔出すか」くらいの気持ちでご利用いただければうれしいです!

令和初日に無事3歳を迎えました

Tagomago甲府店です。

平成が令和に切り替わる2019年5月1日、Tagomagoは3周年を迎えました。

 

そしてお客さまから、お祝いの品を頂きました!本当にありがとうございます……!

 

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かわいい、おしゃれ、美味しいなどこの世のあらゆるポジティブが詰め合わせになったような品々に感激しましたが、私の写真撮影スキルが低すぎてうまく伝わらず悔しい。

さっそく店内に飾ったり、使わせてもらったり、食いしん坊炸裂して秒で味わったりしました。改めてありがとうございました~!!

 

令和も皆さまの創作活動が、そしてヲタ活動が少しでもはかどるよう、現実から隔離されたリラクゼーションルームとしての展開を続けてまいりますので、至らぬ点も多いかと存じますが、何卒よろしくお願いします!

 

友人からは思わぬ角度のお祝いもいただきました。

 

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ミ、ミニ四駆だ~!!いっけー!!マグナム!!

 

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凛々しい顔してやがる……。

 

早急に不良猫を爆走させたいのですが、店内にコースを作るべきか否か真剣に悩んでいます。ジャパンカップinTagomago甲府店が開催されたあかつきには、皆さまのご参加をお待ちしております。

 

集え山梨絵師!創作系オフ「お絵かき会@甲府」19/5/4レポート

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Tagomago甲府店です。前回に引き続き、今回は5月4日(土)に開催されたお絵かき会のレポートです。

 

前回ご紹介したとおり、お絵かき会とは山梨県甲府市で開催されているお絵かきオフ会のこと。今回のお昼の会場は、甲府市今井町「Frascar(フラスカ)」さんでした。

 

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フラスカさんはトヨペットのアンテナショップとのことですが、スペースの貸し出しをしていたり美味しいイタリアンをいただけたりする鬼アツスポット。今回のお絵かき会では、デザートセット付きとのことでアイスティーゴルゴンゾーラのチーズケーキをいただきました。

 

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ゴルゴンゾーラの風味がしっかり味わえる、口当たりのいい濃厚なチーズケーキとバニラアイス。超絶美味でした……!私は参加した時間が遅かったのですが、他の時間帯に参加された方はまた違ったデザートセットだったそうです。他のメニューも気になり倒しているので、また個人的に利用させていただこう。

 

さてお茶をしてお絵かきスタート。18時にいったんお開きにしたあとは、ご飯を食べたりまったり移動してまた20時からTagomago甲府店でお絵かきタイムです。私は早めに移動させてもらって、お店を18時台からゆるっと開けていたのでご飯を買って早めに移動して、20時付近に他の方が集まるまでもぐもぐタイムをするのもありありです。

 

僭越ながら、この日に描いたしょーもな絵を載せておきます。

 

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お絵かき会名物「お題箱」で引いたお題「名探偵ピカチュウ。あのもふもふ感、自分の力では描ける気がしないやばい~と思っていたら「ライアン・レイノルズを描けばいいのでは?」と提案され、なるほど!と画像検索をしたらヒュー・ジャックマンジェイク・ギレンホールにクソダサクリスマスセーターを着せられて虚無の表情になっているライアン・レイノルズという情報量がばかでかい画像が出てきたので描きました。本物は100億倍虚無虚無の虚無なので、俳優っておしごとはすごいなっておもいました。

 

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これは前回のお絵かき会で、強制お絵かきシステム「令呪」により描かせていただいた機動新世紀ガンダムX』の ティファ・アディール。描き慣れてなさがえげつな……申し訳ないです精進します……!

 

そんな感じでまったり描いたりお茶したり、皆さまの絵を見せていただいたり、近所でレイドバトルが始まったのでおもむろに参戦したりいたしました。

 

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次回は6月1日(土)!参加される皆さまどうぞよろしくお願いいたします~!

山梨創作系オフ会「お絵かき会」レポート@Tagomago甲府店

Tagomago甲府店です。

 

Twitterの方ではちらちらと告知していたのですが、少し前から、当店を「お絵かき会」(Twitter@RokugatsuTea)でご利用いただいてます。

 

お絵かき会とはその名の通り

  • みんなでスケッチブックやiPadを持ち込んでお絵かきしよう!
  • 途中参加&途中離脱OK!
  • 貸し出し用スケブもあるから当日思いつきでふらっと立ち寄るのもOK!
  • むしろお絵かきができない方も参加OK!

というイベントです。

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前回のイベントは2月23日(土)。15時~甲府中心街のスペース「へちま」さんにて。へちまさん閉店後の20時からはTagomago甲府店に移動して、お絵かきしたり、推しの話をしたり、マックを貪ったり、なぜかホラー体験話がはじまったりしながらイベント終了の23時まで過ごしました。

 

お絵かき会の楽しいポイントの一つに「お題箱」があります。お題箱は「何を描いたらいいかわからない……」と悩んだときの救世主。その名の通りお題が書かれた紙がたくさん入っていて、一枚ひいてそのお題が示しているものを描く、ということができます!

 

【これまでにあったお題例】

  • アニメタイトル
  • キャラクター名
  • 黒髪女子
  • 双子
  • 人外
  • アイス
  • モブ
  • 助手

など。具体的なものから抽象的なものまで色々揃っています。抽象的なお題なら「自分にとってこのワードといえばこれ!」というものを描けるので、多少強引にでもこじつけて自分の推しを心の赴くまま描くこともできます。なんなら一目見て「描けない!」と思ったお題はそっと見なかったことにして箱に戻してもOK。参加されている方皆が皆「絵描くのってまじ大変だよね……」という共通認識を持っているため、お互いに優しい最高にハッピーな空間なのです。

 

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そしてお題箱には、自分で好きな言葉を書いて入れることも可能。つまり!ドドド直球に自分の推しの名前を描いて入れておけば心の赴くまま参加されている皆さまに推しを描いていただくことができるのです!!Thanks for ハッピー空間!!

 

しかしそこは奥ゆかしき紳士淑女、「スケブ文化とともに育ってきた人間にとって、何の理由もなく人様に推しを描いていただくのはなんだか申し訳ない……やっぱり新刊5冊買ってからじゃないと頼めない……」と考えてしまう方もいるでしょう。そこで今回のお絵かき会に導入されたシステムがとても素晴らしかったです。

 

その名も令呪システム

 

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まず、入場時にこのハイクオリティシールが配られます。このシールを、人様のスケッチブックなり身の回りなりにペタっと貼り「○○を描くことを令呪をもって命ずる!」と宣言することで、強制お絵かきイベントが発生。超絶合法的に、好きな人に好きな絵を描いていただく強制リクエストができるようになります。神企画か。

 

私もこの令呪システムによって描いてほしいキャラをリクエストしたり、自分の引き出しだけでは描く機会に恵まれなかっただろうキャラを描かせてもらったりしました。すごい楽しいです。Pixivでよく見かけがちなタグ「あなた様の○○が見られるなんて」をゴリ推しで発生させることもできてしまう。いや神企画か。

 

 

ということで、毎回ハイパ~楽しいお絵かき会。「山梨でオタク友達がほしい」、「絵を描いている、創作をしている仲間がほしい」という迷える子羊たちに手を差し伸べてくださるありがたきイベントです、次回開催時にはTwitter@tagomago_kofuでも告知しますのでぜひぜひお越しください~。

【BL漫画もそうでなくても】才能に嫉妬する系作品は素晴らしい

Tagomago甲府店です。

 

8月に駆け込むように記事を書き、「次の更新は9月中に」などと言いながら気がつけば12月。時間の流れる早さは膝が笑うほど恐ろしいですね。

現在も9月125日ぐらいのように考えれば、まだ9月中と言えないこともないです。物事は捉え方次第だと、高校時代のスタン・ハンセン似の恩師も言っていました。

 

さて、最近の入荷状況を踏まえて、おすすめの作品をまとめました!

 

そして最近「才能があるキャラクターと、それによくも悪くも嫉妬や何かしらの感情を覚えているキャラクターが出てくる作品は名作率が高い」と気づいてしまったので、今回は「才能の話」が尊い作品をピックアップ。

 

PEYOさん「ボーイミーツマリア」

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高校の演劇部を舞台にした作品です。ヒーローに憧れている主人公が、「マリア」と呼ばれる演劇部のマドンナと出会うお話。演劇の素人である主人公と、才能を認められているマリア、それぞれの思うところが丁寧に描写されていきます。

 

こういう言い方が合っているのか分かりませんが、一読して「よ、よく出来てら~!!」と空を仰ぎました。本当に細部まで丁寧に作られていることが、絵からもストーリーからも伝わってきてすごくぐっときます……。

 

トジツキハジメさん『カナさん』

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バイト先の居酒屋によくやってくるバンドマン『カナさん』について掘り下げていくお話。

 

重要なネタバレをはらむのであまり語れないのですが、普通なら「ここで作品が終わってしまうだろう」という展開のその先があるところが好きです。才能のある人本人を語るのではなく、周りの人を語ることでその人が浮き彫りになっていく構成が、本当に本当に好きです。

 

倉橋トモさん「ハローモーニングスター

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かねてより倉橋トモさんの絵が好きすぎて、これまでにも「か、顔がいい~!!」と崇める機会が多かったのですが、今作はページをめくるたびにそのセリフを惜しみなくつぶやけるアイドルの世界を舞台にした作品。顔のよさ5億点。

 

仲間であり、同時にライバルでもある同期アイドルたちの中で「才能があっていいよな」と言われるキャラクターと、「次にデビューするならお前だ」と言われていながら、先を越されてしまったキャラクターの確執とも執着とも嫉妬ともつかない心情がとてもリアルです。

 

小鬼36℃さん「あの日、世界の真ん中で」

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BL作品の流れでご紹介しますが、こちらはNL作品です。音楽が好きなもののうまくいかない主人公と、陸上という舞台で成果を挙げている幼馴染の女の子。

 

自分の「うまくいかなさ」と、よく知っている人が「うまくいっている」ことのコントラスト。そして高校生らしい青臭さがきゃわゆい。爽やかでハッピーになります。

 

トウテムポールさん『或るアホウの一生』

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前回の記事で語った『東京心中』シリーズのトウテムポールさん。東京心中シリーズはBL作品ですが、こちらは一般青年誌レーベルから展開されている将棋漫画です。

 

1~2巻は、数多の勝負を勝ち抜きながらも、将棋のプロになる一歩手前のところでくすぶっている4名のキャラクターがメイン。一人ひとり考え方も将棋への取り組み方も違うのですが、とにかく皆泥臭く将棋に向き合っているのが本当にぐっときます。

 

「才能なんかなくても勝ちたい」とか「なんであんな才能のないやつに負けなきゃいけないんだ」とか、あけすけな感情が包み隠さず描かれていて、読んだあとはウオオ何かせねばならん……と焚き付けられる名作です。

 

 

トウテムポールさん「東京心中」シリーズの最新刊が楽しみすぎるので既刊の最高ポイントの話を

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Tagomago甲府店です!

 

いきなり本題ですが今月末に発売されるトウテムポールさん「東京心中」シリーズの新刊が楽しみで仕方ないので、毎日毎日そわそわし通しています。

そこで今回は、このパトスを放出すべく東京心中シリーズの魅力についていつになく真面目に記したいと思います。

 

 

東京心中シリーズとは

トウテムポールさん著のBL作品「東京心中」シリーズの最新刊8巻が、今月末に発売されます(シリーズ累計9冊目)。

東京心中シリーズは、テレビ制作会社を舞台に裏方で活躍する人たちにスポットを当てたお話です。

 

内容をざっくり紹介すると、なんか仕事ないかな~テレビ好きだしこの仕事やってみようかな~ゆるふわパンケーキ~くらいの気持ちでテレビ製作会社に入社した青年・宮坂くんが、直属の上司である矢野さんやユカさんや新入社員たちと一緒に成長していく……というような感じ。

がっつりBL!!というよりは、恋愛や性別に縛られない、仕事や自己成長の内容に重点が置かれているイメージです。

 

もちろん10冊近く刊行されているシリーズなので、おちごとがんばえ~系テーマだけじゃなく色んな要素がつみ重なっているんですが、私の言葉じゃとても説明しきれないので、詳しくは読んでくだされ~

 

仕事に疲れた人に矢野聖司を処方したい

BL的な言い方をすると受けキャラである矢野さんは、とにかく映画好きで仕事人間で、自分の倫理と常識にひたすらに真っ直ぐに、悪態と暴言を振りかざしワーカホリックに生きているため、たびたび世捨て人ポジのようになっています。

だからこそ、数多の二次元キャラクターの中でもトップクラスに最高なキャラクターだと思っています。大好きof大of好き。feat.大好き。

 

東京心中シリーズ3巻「君も人生棒に振ってみないか?」で矢野さんは、映画に対して「物質ならしがみつきたい」と語るほどの愛情を吐露していました。

概念が物質になったときになにかしらの形でアタックしたいというのはあるあるですね。だからフィギュアをバリバリ食っちまうタイプのおたくが存在するのでしょう。

 

閑話休題

 

そんな矢野さんの映画愛と、それに裏づけされた誠実な仕事への向き合い方を見ているといかに自分の生活がゆるゆるなのか自覚でき「いやいやごろごろしながらソシャゲしてる場合じゃない……!」と立ち上がる気力が湧いてきます。

てこでも動かない引きこもりでも、矢野さんを見ていると何かしなければというアツい気持ちになるんです。これは少年漫画を読んだときに「もしかしたら自分も海賊王になれるんじゃないか?」と思ってしまうようなそんなアツさとトキメキに近い。

仕事に疲れた大人やトキメキをわすれちまつた大人のモチベーションアップに、矢野聖司はよく効くんじゃないかと思ってます。

 

ほんで東京心中7巻、神だったなあ

7巻「ブラックドッグノービスケッツ」では、宮坂くんと矢野さんが社会人になる前、地元にいたころの話が収録されていましたが、これが本当に本当に何由来か分からない涙がベロベロ出てくるくらいいいお話だったので8巻が出る前にぜひ読み返してほしい!!

 

他人に1ミリも揺るがされることなく奔放に生きているように見える矢野さんも、そのマインドを手に入れるまでに色々あったんやなあ……と噛み締めると、心臓の潰れたオタクは「とにかく全員幸せになってくれ~!!」しか言えません。

出会う前の二人が、同じものを見てまったく違う感想を抱くという構成も大変にくいです。

 

さらに「ブラックドッグノービスケッツ」では、「映画が好きいい作品が好き」という目的も好みもハッキリした矢野さんが「映画にもテレビにも編集にもそこまで興味があったわけじゃない、だけど矢野さんが大好き~!」というモチベーションに生かされている宮坂くんに対して、作品の作り方が真逆であることを指摘するシーンがあります。そしてここもまたほんとにめちゃくちゃいいです。

詳細はネタバレになるので避けますが、このタイミングでそんなことを……!というシチュエーションと、他人に揺るがされない(ように見える)矢野さんが、つまるところ「羨ましい」という感情を宮坂くんに抱いているのがめちゃくちゃ新鮮でぐっときます。

 

サザエさん方式作品のようにも見えますが、作中では着実に時間が流れ、映画愛を語っていた3巻「君も人生棒に振ってみないか?」から、7巻「ブラックドッグノービスケッツ」までのあいだに矢野さんも宮坂くんもどんどん変わっています。これもまた、次巻が楽しみになる要因です。

 

 

ところで、アマゾンで東京心中シリーズ8巻「いつだってそうだ正気でいられない」の書影を見かけました。煽り文は「人は何のために働くのか」でした。もう最高。