絵津鼓「ラストフライデイ」に見る一十三十一
Tagomago甲府店です。
絶対違う話していいですか。
絶対違うって分かってるんですが、絵津鼓さんの「ラストフライデイ」と、一十三十一さんの「LAST FRIDAY NIGHT SUMMER RAIN」に重なるところが多くて、勝手に「これイメソンちゃう?」ってときめいています。腐女子すぐイメソン作る~!
◆絵津鼓さんとは……
「IN THE APARTMENT」「モアザンワーズ」「SUPER NATURAL」など。
おしゃんBLおよびニアBL。
精神のつながりを重視する作風。
ご本人が美容関係の方(?違うかも…すみません)のため、キャラクターが美容師だったり美容専門に通ってたり。
セリフ運びが変にマンガっぽくなく、リアリティのある描写がすてき。
あと女性を魅力的に描く作家さんなので好きです。
ラストフライデイも姉がむっっちゃかわいくて美人でキーパーソン。
◆一十三十一さんとは……
シティポップ界の新アーバン女王。
楽曲はNEIL&IRAIZAの堀江博久氏がプロデュースしたり、流線形のクニモンド瀧口氏が参加したり。
自他ともに山下達郎の影響を認めており、古臭さとバブリーさをおしゃん方向に昇華しつつAOR好きの心をちくちくするおねいさん。
ラストフライデイのタクミくんも欣也くんも湘南あたりまで連れ出されて砂浜の上でいちゃついたりしてないだろふざけんなってなるけどなんでも好きな話にこじつけちゃうおたくの悪い癖だと思っていただければ……
あとナチュラルにネタバレます。
◆「雨」が重要ポイント(雨きっかけに互いのウィークなところポロっちゃう)
◆お姉ちゃんのことちゃんと言う前の欣也くんはやたら「意味深なセリフで見つめ」がち
◆タクミくん「こう…海辺を歩くっていうシチュエーション…憧れだったんだよね…!」(※エコのとこのシーン)
絵津鼓さんの作品は、扱っている題材は重くとも、わりと爽やかなお話が多いと思います。
昼間の風通しの良いところで育まれて、内面の闇が助長される的な……そんな中で「ラストフライデイ」はめずらしく夜のお話、ド直球にネオン街系。
はじめて読んだとき、キャラクターが皆当然のように夜働いて昼間休んでることもちょっと驚きました。
欣也くんとゆりちゃんは分かる。水商売だからね!
でも、輪フラワーの親子とたこ焼き屋ケンちゃんも含め、皆夜に仕事してる。会長が来るのも夜だし。
デートだったり、赤ちゃん報告だったり、犬のお散歩だったりっていうプライベートな出来事はぜんぶ昼間に起きてて、でも喧嘩したり仲直りしたりするのはやっぱり夜というのが面白いな~まさに注視すべきはラストフライデイナイトなんだな。
でもいやらしい感じにならないのはさわやかおしゃんBLの本領を発揮してらっしゃるからですね。
バブリーな要素と爽やかさのあいのこってなんにせよ素敵だな~と思います。
むりやりまとめたかったけどまとめられなかったから「DIVE」MVでお茶を濁す。
--------
追記
>流線形のクニモンド瀧口氏
がナチュラルに
>流星形
になってました失礼いたしました。
守沢千秋をちらつかせてすみません。おたくすぐ自分の好きな話こぼれでちゃう。すいません。