Book Lounge Tagomago甲府店

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レビュー作成中


こんばんは!
TAGOMAGO甲府店です。

 

現在絶賛準備作業中ですが、当店は保有している全書籍に手書きブックレビューを差し込むことにこだわっています。

 

書店さんにおいて推している書籍につけられる「ポップ」を、同じように推している書籍につけていこうと思ったら、全部推していることに気がついてしまったので開き直ってすべての書籍にすべてに店主からの暑苦しいオススメコメントをつけていきます。

 

装丁を邪魔しない程度のふせんに思いをつづっていこうと思ったのですが、例えばシリーズものなんかだと一冊一冊書いていくにしても思いのたけがぶつけきれないことが多々あります。

 

例えばトウテムポールさんの「東京心中」。

 

概要とかあらすじはポップにも書くのでバツッと省略しますが、三巻(実質四巻)「君も人生棒に振ってみないか?」における矢野さんの映画語りがほんっっとに好きすぎて、しかしポップに書くにはスペース的にもネタバレ的にもどうなんだろうと思ってしまい、行き場のない思いにうにゃうにゃしています。

 

既読様向けにどのシーンかと言うと、矢野さんが、

俺は映画が好きだし、努力もしているつもりだけど、どんなに頑張っても泥沼にはまるばかりで映画に近づけない。でもたまに後からやってきたそんなに映画を好きでもないやつのほうが先に映画に近づいてしまうこともある。それでも泥沼に入ったからにはもう普通の生活はできないし、溺れながらしがみつくしかない。

という旨を語るシーン。


矢野さんはただの無骨でいい感じに情緒バグ気味なオッサンかと思ったらそんなことはなく、ただただ自分の信じるものだけを愛し続けていて、それゆえ興味ないことに一切振り向けないだけの不器用かつ純粋な人なんだ……と思ったらほんとうにいけめんすぎてつらい。抱いて。うそです抱かれてください宮坂くんに。

 

こういうことを逐一ポップにしたためようとしたらペンを握る右手が腱鞘炎ENDになってしまった。ルート間違えた感ある。がんばります